『黒魔術殺人事件』 のカーペットの件 /金田一少年の事件簿
カーペットの描写ミスと思われているのは、タブン 『カーペットの "コの字型" の切れ目の向き』 のコトかと思うのですが、物語中の
この辺りの描写と、最後にハジメの紙を使った推理の辺りを合わせて判断しますと、このカーペットの "コの字型" の切れ目は
このように切られているモノと考えられます。
トコロがこれに対して、地下室への階段が描写されている場面では
このように描かれていますので、これらの部分から判断しますと、カーペットは "コの字型" ではなく4辺全てが切られて "四角くくり貫かれた状態" のように思われます。
ですが、物語中のカーペットの下に張られている床板の向きは揃っていますので、つまり階段が描かれている部分の描写は
このように "上に乗った照明ごとズラされた状態" として描かれていると判断しました。
もしオカシな部分があるとすれば、ハジメが井沢に 『星子が犯人である可能性を説明している場面』 での
この "コンセントの下に描かれた床板の向き(幅:この面では横に長いハズ)" かと思うのですが、コレも 『実際の物語進行の中の場面』 として登場したモノではなくて、あくまでも 『ハジメの説明 (想像) の中』 として描かれている場面ですので、これは "ミステリとしての描写ミス" には当たらないと思います。
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by mystery_DsD | 2012-05-04 23:19 | @ア・ラ・サーチ